サムライズ様主催のColdFusion2018リリースセミナーに参加して参りました。
印象に残った内容を運用・開発に分けていくつかご紹介いたします。

■運用
1.パフォーマンスモニターツールセット(PMT)
 PMTはColdFusion2018の目玉とも言える新機能です。
 以前のバージョンより機能が増え、CPU使用率やメモリ状況、発行クエリなどのモニター、
 実行モジュール内のタグや関数、変数のプロファイルを行うことができます。
 今回より、ColdFusionサーバーとは異なるサーバーにインストールすることが可能となり、
 サーバのパフォーマンス低下を気にすることなく複数台のColdFusionサーバーの稼働状況の監視を
 することが可能となりました。
 また、過去のサーバーモニターと違い、Standard版でも使用できます。
 
 その他のPMTの主な機能の詳細は下記のサイトをご参照ください。
『Adobe ColdFusion 2018』の特徴
https://www.samuraiz.co.jp/coldfusion/feature/?atpress0712

2.パフォーマンスの改善
 ColdFusion2016に引き続き、今回もパフォーマンスの改良が実施されました。
 メーカー発表によると具体的にはColdFusion2016に比べて30%の速度向上、
 ColdFusion11に比べて45%の速度向上し、その他一部関数も60~71%向上との発表がありました。

 具体的なパフォーマンスの改善の数値は下記サイトのホワイトペーパーをご参照ください。
https://wwwimages2.adobe.com/content/dam/acom/en/products/coldfusion/pdfs/CF2018_Performance.pdf

3.サーバー自動ロックダウン
 セキュリティを高めたサイトの設定としてAdobe社からロックダウンガイドが公開されていましたが、
 今までは手動で設定を行う必要がありました。
 ColdFusion2018ではロックダウンガイドの設定を自動で設定できるようになりました。
 これにより手動操作によるエラーがなくなり、セキュリティ性の高いサーバーと
 権限の設定を容易に行えるようになりました。

■CFML言語強化
 ・非同期プログラミングの強化
  ※今回からfutureがサポートされRunAsync関数が使用できるようになり、今まで比較するとより簡単に
   可読性が良い非同期プログラミングが実現可能
 ・Nullサポート
 ・データ型の保持
 ・クエリ、配列、構造体の機能強化
 ・スクリプト形式、タグ形式で同じ機能を提供
 ・ColdFusionコンポーネントに抽象やfinalがサポート ※オブジェクト指向プログラミングが強化
 ・関数の呼び出しチェーン化 ※関数の入れ子にせず、ドット(.)で繋げられる
 など、言語の強化が行われました。

■所感
 新機能や強化された機能の実際の動きを見ることができたため、
 新機能に対するイメージもつかみやすく、非常に分かりやすいセミナーでした。
 目玉となるPMTは保守・運用を信頼性・可用性・保守性がより強固になると感じました。
 開発時にも使える新機能・機能強化もいくつかありColdFusionの進化を実感しました。
 また、ColdFusionの旧バージョンで運用しているシステムをColdFusioon2018へバージョンアップすることで
 PMTによる運用強化とパフォーマンス向上のメリットがあると感じました。